たまには邦画もいいもんだ





邦画は伊丹十三くらいしか詳しくなく
黒澤明園子温溝口健二など名前は
知っているものの掘り下げてないものが
多くあります…


今日は電車で銀座まで揺られ
座りっぱなしで緊張しっぱなしで
帰りの電車では、あ〜これは〜
帰ったら映画見よう…と思いまして
DVDを探しに行くのも選ぶのも
手間だったので録画していた映画を
見ました。



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公開当時劇場で予告編を見ながら
気になる気になると思いつつも
結局見なかった作品…。

そして父になる、この邦題が最後には
しっくりくる映画でした。
(私はどうも家族愛に弱いらしく割と声が漏れてしまうくらい泣いた)
泣いたからと言っていい作品とは
限りませんが、この監督の作品全部
追っかけよう〜と思いました。

家族がテーマになるとどうしても自分の
家族体験と重ね合わせてしまうので
思春期に家族って何だろう〜とか
一度は恥ずかしいけど考えたことが
ある人は絶対見て欲しいです…

6年間育ててた息子が実は他人の子供
でした…という物語で福山雅治
リリーフランキーの子供が入れ替わって
しまってる設定なのですが。


福山雅治演じる父親が、
子供と真摯に向き合い本当の意味での
父親になるまでの物語というか、
終わり方も新たな家族のスタートを
感じさせるお話でして…

全体を通して、子供って親が思うよりも
もっとずっと何となくだけど大人よりも
感覚が鋭くて言葉に表せなくても
家族の微妙な変化にすっごくすっごく
敏感だったりするよな〜とチクチク
思い出しました…。
とても純粋だからこそ見えてくることが
ある気がして…


夫婦喧嘩とか言い合いって
どこの家庭でもあるとは思うのですが
子供は寝たふりをして聞いてたり
しますよね、その何とも言葉にできない
幼い頃のモヤモヤチクチクした気持ちと
大人になった今だから分かる
母親と父親から受ける切っても切れない
愛情というよりも絆でもないもっと深い
繋がりがある気がして…以下略



意識してなかったのですが
是枝監督作品は二作目でした〜
以前見たのは有名なこれ〜



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そして今年6月にまた新作が公開する
とのことですよ



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一貫して家族とは何かをテーマにした
ものが多いようです〜





あとひとつこの監督が好きだった理由は
全体的に何を表現する時も静かで
それがとてもリアルだな〜と
思ったところでしょうか…

なんだろう、普通だったら
え?!息子入れ違い?!一大事!!
となると思うのですが結構全体的に
淡々としているのです〜

あとやっぱりリリーフランキー
演技上手ですね…
俳優を選んで映画を見るのも悔しいですが…


では!!!