馬と人間とジャズの話
朝、目が6時に覚めて夕方6時からの
バイトまでに12時間もある…?!
と興奮してしまい、気付いたら
キネカ大森に足を運んでいました。
今回の二本立ては
ストックホルムでワルツを
馬々と人間たち
ジャズは詳しくないのですが
とてもかっこいいな、と惹かれることが
多くラジオでよく聴きます…
普段は見ないテイストだけれど
ジャズ!と思い見ることを決意。
正解でした。
スウェーデンに実在したジャズシンガーの半ドキュメンタリーです。
映画館でスクリーンを眺めながら
涙しつつ、あ〜早起きは三文の徳〜と
心の中で熱い思いを抱きました。
私は家族愛に対してすぐ涙するので
思い直すと安い涙だったかもしれん…
上映中は7割が歌うシーンなので(笑)
歌が主人公の心情を代弁してくれるし…
あれ?今思い返せばお洒落なアルバムを
引き延ばしたPV要素感じるぞ…?!
馬も人間も同じ目線で映し出し
自然豊かな丁寧な映像はアンゲロプロス
たまに織り交ぜたシュールな笑いは
カウリスマキ…を思わせるこの作品は
ドランのマミーを絶賛したけど、
原点はここだ!
と私は思いました…
映画を見て感動することはあるけれど
呆気に取られてポカンとする経験は
あまりないと思う…ですがこの作品に
圧倒されてしまい、マミーの
映像体験が薄まってしまいました…
馬に対する説明と同じくらい
人間に対しても説明はしないし
距離があって台詞も全然ないです
キネカ大森は説明過多の
ストックホルムでワルツを、と
考える余白の多い馬々と人間たちを
組み合わせるなんてセンスありますね…