シネマカリテとピカデリー
新宿シネマカリテにて
『ザ•トライブ』
この映画には字幕も言語も存在しない
会話手段は手話だけである。
ジャンル分けするとハネケ系統
最初は手話の動きを追っていき
彼らが何を話しているのか
想像する作業に没頭
だが途中で想像することの無意味さに
気がつく
無意味というよりは頭の中で
作り上げた会話が行き来しすぎて
追いつけなくなる
見て感じなさいと言われてる気持ちに…
全員が聾唖者であり、寄宿学校で
暮らす彼らの言葉を排除した荒々しく
酷く暴力的な閉鎖された世界
娯楽映画のうんと反対側を
突っ走るような芸術映画
ハネケでももっと優しいですよ！
と思ってしまいました
宣伝文句で彼と彼女の愛〜なんちゃら
と言っていたけどそんなことはないと
思った
カメラワークが独特で
主人公の顔が一度もアップにならないし
表情が読めない…
音楽ももちろん存在しません
作り込みすぎ…トラウマ映画です…
トライブと対照的な作品
ウディアレンの
マジックインムーンライト
新宿ピカデリーにて
ウディアレンはいつもジャズを流して
ずるいな、と思いつつ今回も楽しかった
ヴァカンス映画風味…笑
恋愛なんて一過性の精神の錯乱状態だ、
と思うみなさん見てください…
ブルージャスミンから一転
遊び心いれすぎです…
詐欺師の女優がアメリカ人だという
設定も少しクスっとしました
脇役の恋に恋する頭ちんぷんかんぷんの
男性がウクレレ弾きながら愛を歌う
シーンなんて笑わずにはいられないです…
恋は盲目ですね…恐ろしい
最後まで仕掛けのある作品なので
後半まで気を抜かず眺めて下さい
東京
世界的に有名な監督3人が
東京を舞台に撮影したショートムービー
ミシェルゴンドリー
カラックス
ポンジュノ
ミシェルゴンドリーは相変わらず
夢と現実世界が入り混じった
ファンタジー…
切ないのにどこかポップな作風…
カラックスは三部作以来の
ドニラヴァンを主人公に
一般人は理解出来ない独走的な…
思考回路が追いつかない
ただただ観客を置き去りにする…笑
ゴジラとドニラヴァンの融合は
もうわけが分からず…笑
ポンジュノは台湾映画のような
優しい太陽光が差すような映像に
緻密な構図で…
海外の監督が日本を舞台に日本人を
起用しても、日本映画とはかけ離れる…
こんなにも撮る監督で変わるものか…
と、はあ〜と溜息。
東京の街に慣れてきたけれど
私はやっぱりどこか東京には
違和感を感じていて嫌いだなと
思ってしまう自分が居たことに
久しぶりに気付きました…
嫌いというか何処か気持ち悪い
何かひっかかりを感じるのである…
がしかし、先輩にも
住めば都なのになぁ〜と
横浜育ち中目黒在住の方にも
言われました
私の印象は3年間も東京にいるのに
馴染めてないよね、とのこと…
ごはん食べながらだらっと映画が
見たくて録画してたアントキノイノチ…
キャスティングから敬遠してたけれど
いつの間にか引き込まれ号泣…
原作はさだまさしの小説とのこと
原田泰造の演技が大好きなので
泰造さんが出る作品は絶賛してしまう
傾向ありです…
といってもいつもこの作品
星３つ半やで！
と何様発言…の私です
遺品整理を中心に物語が
展開されていくのですが
ありがちな結末に転がることもなく
賞を受賞されただけあるなあ〜と
思いました…
先日電車内とお風呂の時間で
読みました、太陽の塔。
京大生の冴えない男臭い小説
今は可愛らしいこちらを
達磨もりんご飴も招き猫も
森見登美彦さんは大好きですね
私も小さくて丸いもの
存在するだけで愛されるものは
正義だと思いました
家族通信
慶子さんへ
下北沢のお店の内装ですよ。
オープンは今月末から
ぼちぼち出勤予定です。
名前はHAGAREです。
会社の方で秋田出身の人が
居たのですよ！
しかも隣の中学でした
世間は狭いですねえ。
試作品食べましたよ
遅れてお店に顔出したらわざわざ
プレートにしてくださったよ
若者は肉を食べなさいだってさ
この前中目黒のイカロの姉妹店
マルタにいったのですよ。
マルタは秋山具義さんという
アートディレクターの方が
プロデュースしたお店なんだって
AKBのPVとか眠眠打破のCMとか
手掛けたんだって
美味しいもの食べさせてもらえるのも縁
可愛がってもらえるのも若いうちと
思って、先輩方に大変感謝しながら
いつか自分のお金で食べに来るんだ〜
その前に童顔直すんじゃ〜
というかこの話毎回してない？
と肉を目の前の私はまるで
このカエルそっくりだったらしいわよ
でも私やっぱり井戸の中にいる方が
ひどく落ち着くわ…
彼女について私が知っている二、三の事柄
土曜の夜電車に揺られ羽田空港に。
永井さんフランスに旅立つ、の巻。
一年間の留学生活の始まりである。
こんなにアワアワしている永井さんを
見るのは長い付き合いの間初めてで
私も内心ソワソワ、しきりに鞄に
詰めてきたキャンディに手を伸ばす…。
いよいよゲートの向こうに行ってしまう
その瞬間も気の利いた台詞も言えず
モゴモゴ
あっという間に永井さんは飛行機へ
10時間以上のフライトの中彼女は
何を考えるのかなあ、途中で寝そう…
機内食は何かなあ、とぼんやり予想する
青学のお友達のキラキラオーラに
眩しい！私が謳歌しなかった大学生活の
青春ここにあり！と思いながら
逃げるようにそさくさ一番にその場を
退却…貰った手紙を読みながらじんわり
ぽっかり悲しい気持ちになるのであった
私の一年間と彼女の一年間に
どんなことがあったか話すのが
とても楽しみだなあと思いつつ
気が向いたら疲れたらブログも
読んでね〜と届かぬ思いをここに綴る…
まだ16歳だった頃、隣のクラスの彼女に
同じ匂いを感じ接近してから、もう
７回目の春を迎えました…
まだまだ最近みた映画の話を
したい思いでいっぱいである
昨日はゴダール作品
を見たのである
そしてゴダールの迷路に迷い込んだのである…
連続性のない物語、断片と断片を
繋げた、一貫性のない物語に
翻弄されたのであるよ…
言葉とは何か、分からなくなったのである…
とりあえず永井さん
フランスで映画館見かけたら
フランスの映画事情教えてね。
ギヨームブラック
キネカ大森にて、二本立て…
いや、三本立て…？
『遭難者』短編映画
女っ気なしのプロローグ作品
『女っ気なし』
『やさしい人』
ギヨームブラック初めてでしたが
電車に揺られ40分旅に出た価値あり…
この順番で見ることをお勧めします…！
特にやさしい人は、ヴァカンス映画で
前半のロマンティックムードから一転
後半銃が出てきたりで、え？！
ジャンル越えた…？まとまるのこれ…？
とはらはらドキドキしたのですが
ラストシーンがとても救いのある映画で
救われた気持ちになりました。
とても痛々しくて
目も向けられない気持ちで
責められてるような気分になりながら
次の監督の作品も楽しみでなりません…
明日は〜1日〜引きこもって〜
パソコンコンコンコンコン！
ロメール 四季物語 後編
恋の秋
、やっとロメール四季物語四部作
見終わりました…
冬＝秋→夏→春
の順番で好きかも、けど冬の方がやや優勢かな…
たまたま図書館で見つけた本が
面白くて数時間で一冊読んだのは
久しぶりでした…
遊園の図書館と中目黒の図書館を
荒らす予定です…クスクス
漠然と映画が好きだったけれど
商品として考えることがなかったので
足りない部分を補う為に気分転換に
本を読んでいます…
最近昔断念した
この小説を読み直しています
サクサクした語り口に引き込まれるのに
昔何故途中で辞めたのか謎です…
でも以前四畳半神話大系をアニメで
見たので文字をキャラクターに
なんとなく当てはめて頭の中で
映像化するのが楽しいから
今回の読書は楽しいです…
昨日ちょろっとまたバイトに
行ったのですがワイングラスを
拭きながら力を入れないと汚れが
落ちないのでキュキュキュと
精一杯磨いていたらグラスを回しながら
力を入れ過ぎたようでそのまま
バリっと割ってしまいました…
嘘だろ…繊細すぎんぜワイングラス…！
（マネージャーには怒られなかったけど帰りに手渡された給料は500円減っていました、、、）
ふざけた文章になりましたが
結構凹みました…
バイト前に桜を見ました
日中サンサン太陽に照らされる桜も
綺麗だったけど夕焼けに照らされながら
風にひらひら舞う桜を見るのは
とても切ない幸せな気持ちになりました
バイト40分前に入り時間30分後で
イイヨ！と言われ中目黒にはまだ
居場所を探せていないので散歩しました…
母さんや〜秋田の桜はどうですか〜
咲いてまっか〜？
おやすみなせ〜い
トートバッグにはフォカッチャ
凄く久しぶりに接客業をしてみたら
腰にあり得ない負担…
飲食店経営されてる方は本当凄い…
これは体力勝負…男の世界や…ゴクリ
日払いで頂いた給料を握りしめ
帰り道の電車の中
部屋にプラネタリウム作る作戦
そろそろ実行したいな〜という妄想を
繰り広げる…
私も社会人になったらこのお店に
通いたいな〜という目標を
ぼんやり立てつつお客様に
声をかけられる前に気持ちの良い
サービスをすることは対人関係にも
役に立つはずーと自分を励ます…
キッチンの方から帰りにフォカッチャを
もらう…ふかふかこりゃ座布団やで
ラップにくるまれた赤ちゃんのような
フォカッチャに愛着わいてきたで…
朝起きたら温め直して食べてやんよ…！
がぶり、おやすみなさい
心地良い疲れは明日への活力じゃ〜〜〜
